第4回報告2-午前編-
少々遅い昼食をとってまいりました。
というわけで続きを書いていきますね。 ●午前編 -エクササイズ- 続いて曇りのしっとりした天気にピッタリなムードで(?) 今回は「出会いなおし」のテーマに沿った個人エクササイズを行いました。 それぞれリラックスできる場所に移動して リラックスできる向きにリラックスできる姿勢で座って(もしくは寝転んで) 個人的に出会いなおしたい相手やグループなどを思い浮かべます。 その当時の自分をできるだけハッキリとイメージして そのときの自分の感覚を全身で感じながら それを右手の動きで表現してみました。 次にそのときの相手(もしくはグループ)をはっきりとイメージして その人物(またはグループ)がどのように感じていたか全身で感じてみて それを左手で表現してみました。 そうして両方の手を同時に動かしながら関係を眺めてみます。 さらに今の自分ならそこにどう関わるかイメージして手を動かしていきました。 そのように自分と相手を手で表現することで 少し関係性を離れて眺めることができました。 続いて2人1組になり、そのことについて話し合いました。 ここで少し休憩。 -話し合い- 次に64歳の男性の自己紹介の中にあった「昔はよかった」の話をもう少し聴いてみることをきっかに話し合いを始めました。 その男性に詳しく話してもらうと そこにはかつての不便で貧しい生活の中にある限りなく美しい贅沢な世界が描かれていました。もちろん僕の感じ方です(笑)。 「お風呂に入るにも家から30メートルくらい離れたところまで行くんです。闇は深く頭の上には天の川がはっきりと見え、今で言えば『昴』のことですがその当時、自分で『腰掛星』と名づけて見上げてました。またお風呂を焚く炎がちらちらと闇に浮かんでいるのも思い出しますね。」 「洪水がしょっちゅうあり、田んぼは川になり、そこを死んだ牛が流れてくるんです。」 「鮭が上がる頃は、それをとってごぼう、にんじんなどと一緒に煮付けて、あれはうまかった。」 「柿泥棒してつかまって怒られたけど、今でもそのおじさんの顔は覚えている。」 … 参加者から共感する声がいくつか出てきます。 「私も田舎では、お風呂が遠くて夜の闇が深かったのを覚えてます。」(30代女性) 「おばあちゃんちが田舎だったので小さい頃同じような体験があります。」(10代女性) 「今30代になって鮭の煮つけとか聞くと、その頃は天然素材豊富で今でいうとなんて贅沢な時代なんだろうと感じました。一方で、小さい頃は鮭の煮つけよりもハンバーグとかカレーライスとか食べたかったのを思い出してました。」(30代男性) すると64歳男性が 「私は懐かしくて少し偏った部分だけ話してしまったかもしれません。不便で貧しいことが大切だと思うのです。」 それに続いて50台女性がそれに続きました。 「昔はたくましく育つことができた。今の時代の子どもは自分の意見がはっきりいえない。」 ここには「不便で貧しい」ことによって強く育つ子ども像がありました。 一方、今の子どもたちの中にも自然の中で体験的に学ぶ経験をもっている子もいて 便利さとそういった不便な中にある自然の美しさを選んで生きているのではないか という声もありました。 貧しさの体験が作るたくましさについて考える場になりました。 こうして午前中が終わり、茨城ハムのお弁当を食べました。 700円とは思えない立派なお弁当なんです!!! (お弁当屋さん;ノリ談) これを食べるために水戸教育フォーラムに参加している方(某塾経営者S?)がいるくらいです!!! では午後編はまた夜が深くなった頃に…。
by gururimito
| 2004-09-27 17:31
| オープンフォーラム
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